
「貨物タイヤと乗用タイヤって何が違うの?」
「ハイエースに乗用タイヤを履かせても大丈夫?」
「車検は通るの?」
このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
特にハイエースやキャラバンなどの1ナンバー・4ナンバー車に乗っている方にとって、タイヤ選びは安全性や車検にも関わる重要なポイントです。
今回は、貨物タイヤと乗用タイヤの違い、車検との関係について詳しく解説します。
貨物タイヤとは?
貨物タイヤとは重い荷物などを運ぶことを前提に設計されているタイヤで、通常のタイヤと比べて頑丈に設計されており、重量がかかっても、バーストしにくい構造となっています。乗用タイヤは主に静粛性や快適性が求められますが、貨物タイヤはとにかく耐荷重が求められます。
貨物車は乗用タイヤNG?
貨物車を積載目的ではなく日常使いや趣味車として使う方の中にはそんなに荷物は積まないから乗用車向けのタイヤで「乗り心地を良くしたい」「費用を安く抑えたい」と感じますよね。
しかし、4ナンバーの貨物車に対して乗用タイヤを履かせると車検に通らないという噂を聞いて、ふみとどまっている方も多いと思います。
現在の保安基準では、タイヤの負荷能力(ロードインデックス)などの条件さえクリアしていれば、貨物車に乗用タイヤを装着して車検に合格できます。
貨物車を乗用タイヤで車検に合格するには?
貨物車を乗用タイヤで通すにはタイヤ1本が支えられる重さの指標である「ロードインデックス(LI)」が、車両の軸重(タイヤにかかる荷重)を上回っていれば、法規上の要件を満たすことができます。
タイヤの側面を見ると、「195/65R15 91H」や「195/80R15 107/105L」といった表記がされています。この91や105といった数字がロードインデックスです。ロードインデックスが91だと負荷能力がタイヤ1本につき615kgなので4本で2460㎏になります。

次に、車検証に記載されている「前前軸重」「後後軸重」と「最大積載量」から計算される必要能力を、タイヤのロードインデックスが上回っていなければ、車検には合格しません。
貨物車の場合、荷物を満載した状態を想定するため、「軸重 + 積載量」を輪数で割るのが基本の計算式です。
例えば、後軸重が400kgで最大積載量が350kg、乗員が後方にいない場合でも、後輪2輪で750kg(1本あたり375kg)の耐荷重が最低限必要になる計算です。
まとめ
現場で荷物をしっかり積むお車であれば、やはり純正指定のLTタイヤ(または同等の強度を持つタイヤ)を選ぶのが、安全上もっとも確実です。
商用車のタイヤ選びで迷ったら、必ず「LT」の表記があるか、またはロードインデックスが純正と同等以上かを確認しましょう。
ちなみにハイエース、キャラバンクラスになると重量をクリアする乗用タイヤがないので、車検を通す際には貨物タイヤで車検を受ける必要があります。

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