
2月から続いているアメリカの戦争の影響により、最近私が働いている工場にもついにオイルなどの化学製品の供給が少なくなってきました。今回はイラン情勢が車業界に与える影響について解説していきます。
なぜアメリカとイランは対立しているのか
そもそもなぜ現在アメリカとイランが対立しているのか少しだけ解説します。
①イラン革命
約40年前、イランはアメリカと仲が良く、当時のリーダーはアメリカのやり方を真似ていましたが、これに反発した人たち新しいリーダーを立てて革命を起こしました。(イラン革命)それ以来、イランはアメリカに対し敵対心を持っています。
②現代の対立
現在アメリカとイランが対立している1番の理由は核兵器をめぐっての対立です。
イラン側は原子力発電を作っているだけで核兵器は作っていないという主張をしていますが、アメリカ側はその主張を強く疑っています。互いが互いの国を守りたいが故の対立です。
イラン情勢が日本にに与える影響
現在のイラン情勢により日本はどのような影響を受けるのか解説していきます。
日本は原油輸入の約9割を中東に依存しており、その大半がホルムズ海峡という海上輸送の関所を通過して輸送されています。日本だけではなく世界的にも重要な海上交通路ですが、現在ホルムズ海峡は事実上の封鎖となっています。これにより日本へ石油が届かなくなっている状況です。
くるま業界に与える影響としてはこのようなものがあげられます。
- 石油化学製品不足
車業界は石油化学製品と切っても切れない関係にあります。自動車の組み立てには多くのプラスチックが使われています。1台につき約100~200㎏のプラスチックが使われています。また車に使われているオイル類やタイヤ、塗装に必要なシンナー、ガソリンやアドブルーなども石油が原料になるので今後値上がりや最終的にはこれらの部品が不足して、必要な部品がいきわたらなくなる場合があります。
- 自動車製造のコスト高騰
部品や材料の価格が上がれば、それは車の製造コストに上乗せされます。現在、アメリカでの新車価格は平均して5万ドル(日本円で約750万円)弱とすでに高止まりしていますが、自動車メーカーはこの追加コストを自社で被るか、あるいは消費者に転嫁して車の価格をさらに上げるかという、苦渋の決断を迫られます。
このようにイラン戦争による自動車業界への影響は絶大です。一刻も早くこの状況が落ち着いてほしいですね。


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